※本記事は投資に関する一般的な情報提供を目的としています。特定の銘柄や行動を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任で行ってください。
「資産形成を始めたいけど、iDeCoとNISA、どちらを優先すればいいの?」
そんな疑問を持つ方は多いと思います。両方とも国が用意しているお得な制度ですが、ライフプランによって最適な選択は変わります。
この記事では 「iDeCoとNISAの違い」 と 「どちらを優先すべきか」 を、体験談も交えて解説します。
投資は余剰資金で行うことが大前提
まず大前提として、投資は余剰資金で行うものです。
急な病気や転職など、思わぬ出費に備えて「生活防衛資金(生活費の6か月〜1年分)」は必ず確保しておきましょう。
そのうえで、長期的に運用できる資金をiDeCoやNISAに回していきます。
iDeCoとNISAの違いをざっくり整理
| 特徴 | iDeCo | NISA(つみたてNISA・新NISA) |
|---|---|---|
| 引き出し | 原則60歳まで不可 | いつでも売却・引き出し可 |
| 節税メリット | 掛金が全額所得控除、運用益も非課税 | 運用益が非課税 |
| 制度上限 |
月23,000円(会社員・企業年金ありの場合)など※1 |
年120万円(成長投資枠)+年間240万円(つみたて投資枠) |
| 向いている人 | 老後資金を積み立てたい人 | 資産形成を柔軟に進めたい人、FIRE志向の人 |
※1:掛け金の一覧はこちら ご覧ください
ライフプラン別:どちらを優先すべきか?
✅ 60歳以上まで現役で働くつもりの人
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iDeCo優先がおすすめ
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iDeCoは「掛金全額が所得控除」になるため、特に年収が高い人ほど節税効果が大きいです。
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老後資金として確実に貯められる仕組みなので、定年まで働く予定の人にとっては心強い制度です。
👉 余裕があるなら「iDeCo + NISA」のダブル活用が最強。
✅ 早期リタイア(FIRE)を目指す人
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NISA優先がおすすめ
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iDeCoは節税メリットが大きい一方で「60歳まで引き出せない」という制約があります。
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FIREを目指す場合、30代や40代で資産を取り崩す可能性が高いため、流動性が高いNISAの方が圧倒的に使いやすいです。
私の体験談:iDeCoを始めたけど少し後悔している話
私の場合(会社員・企業年金なし)
私は30歳の会社員で、勤務先には企業年金制度がありません。
そのため、iDeCoの掛け金上限は 月額23,000円(年間276,000円) です。
正直、最初は「よくわからないけど節税になるならやっとこう!」くらいの気持ちで始めました。
でも今になってFIREを目指すようになり、「60歳まで引き出せない」のが結構ネックに…。今は最低掛け金の5,000円で積み立てしてます....。
なので、私と同じようにFIREを考えている人は、 iDeCoより先にNISAを優先するのもアリ だと思います。
👉 だからこそ、これから始める方には 「自分が60歳まで現役で働き続けるのか、それともFIREを狙うのか」 をしっかり考えたうえで選んでほしいです。
まとめ
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投資はまず「生活防衛資金」を確保してから始めることが大前提
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定年まで働く予定 → iDeCo優先(節税効果が大きい)
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FIREや早期リタイア志向 → NISA優先(流動性が高い)
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余裕があれば「iDeCo + NISA」の両方を活用するのがベスト
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私のように「よく分からないままiDeCoを始めて後悔」しないために、ライフプランに合わせて選ぶのが大事!
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