※本記事は投資に関する一般的な情報提供を目的としています。特定の銘柄や行動を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任で行ってください。
私は42歳までに5,000万円以上の金融資産を確保してサイドFIREを目指しています。
ブログを始めて3ヶ月ほど経ちましたが、「そもそもFIREって何?」という基本的な内容を書いていなかったので、今回は改めてまとめてみました。
すでに知っている方も多いかもしれませんが、原点に立ち返る気持ちで読んでいただけると嬉しいです。
FIREとは?
FIREとは、Financial Independence, Retire Early の略です。
- Financial:金融・経済的な
- Independence:独立
- Retire:引退する
- Early:早期に
つまり「経済的に独立して早期に引退する」という意味になります。 簡単に言うと、お金の不安を減らして、自分の時間を取り戻す生き方です。
4%ルールとは?
FIREを語る上でよく出てくるのが「4%ルール」です。
これは「資産の4%を毎年取り崩しても、理論的には資産が枯渇しない」という考え方です。 過去の米国市場のデータをもとに、学者たちがシミュレーションを行った結果生まれました。
式で表すと:
取り崩し率(%) × 年数 = 100%
例えば、生活費が月20万円(年間240万円)なら、
240万円 × 25年 = 6,000万円 の資産が必要ということになります。
6,000万円を年4%ずつ取り崩せば年間240万円になりますが、株式市場の平均リターン(5〜7%)を考慮すれば、理論上は資産が減らない可能性が高いというわけです。
一方で、「米国株のデータを基準にしているから日本では通用しにくい」という見方もあります。 その場合は、より安全を取って3%ルール(=年間3%取り崩し)を採用するとよいでしょう。
例:年間生活費240万円 ÷ 0.03 = 約8,000万円の資産が必要
▼参考文献
FIREの種類
FIREにはいくつかのタイプがあります。それぞれの特徴をまとめると以下の通りです。
| タイプ | 内容 | 必要資産目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ファットFIRE | 潤沢な資産を持ち、完全に労働から引退するFIRE。 | 約1億円〜 | 最もハードルが高いが、完全自由を得られる。 |
| サイドFIRE | 生活費の大部分を資産収入で賄い、一部を軽い労働で補う。 | 約4,000〜6,000万円 | 社会的つながりを保ちながら、フルタイム労働を回避できる。 |
| リーンFIRE | 超節約生活で資産収入のみで生活する。 | 約3,000〜3,750万円 | ミニマリスト・節約志向の人に最適。 |
| コーストFIRE | 若いうちに資産を築き、老後資金を確保した上で働き続ける。 | 約1,000万円〜 | 早期リタイアはしないが、経済的余裕を得やすい。 |
筆者が目指しているのはサイドFIREです。 完全にリタイアすると社会的なつながりを失いそうなので、「働きたい時に働ける」生き方を理想としています。
コーストFIREの具体例
コーストFIREだけ少し毛並みが異なるので具体例を挙げますと、30歳で1,000万円をオルカン(全世界株式)に投資し、年利5%で運用したとします。 65歳までの35年間で、理論上は約5,500万円になります。
つまり若いうちに資産を築けば、その後の収入はすべて消費や経験に使えるという考え方です。早期引退はしませんが、「老後資金を気にせず働ける」点で精神的にゆとりが生まれます。
個人的には、「Die With Zero」に近い生き方なのかなと考えています。 資産の心配を減らしつつ、人生の充実を優先するスタイルです。
まとめ
- ファットFIRE:完全リタイア型。自由度は高いがハードルも高い。
- サイドFIRE:資産+軽い労働。社会との関わりを保ちやすい。
- リーンFIRE:節約生活で資産収入だけに依存。ミニマリスト向き。
- コーストFIRE:早期に資産形成し、以降は自由に働く。お仕事好きにおすすめ。
私は現実的に考えて、サイドFIREを目指しています。 「完全に働かない」ではなく、「好きな時に働ける自由」を手に入れたい。
この記事が、あなた自身のFIREプランを考えるきっかけになれば幸いです。
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