サラリーマンSEがサイドFIREを目指すブログ

30歳SE&FP2級保持。新人時代から投資を続けつつ、お金や投資、時々技術の話をゆるっと発信中。

上層部から管理職にならないか打診された話

※本記事は筆者の個人の体験談・見解に基づく情報提供です。特定の企業・個人を批判する意図はありません。転職を含むキャリア選択は、各自の状況に応じてご自身の判断で行ってください。

いつもはお金の話を中心に書いているのですが、今回は少し趣向を変えて。
私自身のキャリアについてあった出来事を、日記的に書いてみようと思います。
(ほとんど愚痴のような内容なので、そういうのが苦手な方はここで戻っていただいた方がいいかもしれません…笑)


転職活動の途中で

以前の記事でも書きましたが、私は今転職活動を進めています。

【体験談】中小企業でキャリアが潰れると思った3つの理由と転職決意までの流れ - サラリーマンSEがサイドFIREを目指すブログ

理由はリンク先にまとめていますが、端的にいうと「今の会社に限界を感じているから」です。

そんな中、上層部と直接話せる機会をもらいました。
せっかくなので、やり取りの一部を残しておこうと思います。


上層部とのやり取り

私「今の会社の経営、大丈夫なんですか?待機率が高くて売り上げが立っていないと聞きましたが…」

上層部「いやぁ、今年度はいろいろ重なってね。エンジニア数名の待機が長引いて、ほとんど利益が出なかったんだよ」

私「その待機はどうして発生したんですか?」

上層部「ある人は“やりたい仕事じゃないから”と案件を断ったり、希望の案件を面談で落ちてしまった。他の人はお得意先の案件が立ち上がらなくて、そのまま3Q分待機になってしまって…」

私「……なるほど」

正直、この説明を聞いたときに言葉を失いました。
前者に関しては本人の希望を尊重する気持ちも分かりますが、結果としては大きなロス、何かしらペナルティを考えるしかないでしょう。
後者に関しても、別案件の提案や顧客との調整など、できることはあったのでは…と感じざるを得ませんでした。


さらに気になったこと

そこで、私は率直にいくつか質問をぶつけました。

  • 今の部長に課題解決をさせないのか?

  • 部長の役割は明確になっているのか?(必要なら降格も含めて検討すべきでは?)

  • 部長が感情的に振る舞うことで、部下のモチベーションや売上に影響していないか?

    • うちの部長は感情に左右されやすく、場当たり的な対応が目立つ

  • 単価交渉はきちんとできているのか?

  • 今の組織体制はどうなっているのか?

  • そして、今後の経営方針はどう考えているのか?

質問してみると、どうも「その場しのぎ」や「人任せ」に近いやり取りばかりで、具体的な方向性が見えてきません。


まさかの展開

そんな話をしている中で、不意にこう言われました。

上層部「SE30kunさん、部長とかどう? 今の部長では正直、経営的なことを考えられる人がいなくて…」

私「……え?」

正直、驚きました。
部長というポジションである以上、経営的な視点を持っていなければならないはずです。
それが「できる人がいないからお願いしたい」という理由で自分に回ってくるとは…。

ありがたい反面、複雑な気持ちになりました。


今回感じた違和感

今回のやり取りで強く感じたのは、上層部が「問題を自分ごととして考えていない」ということです。

  • 「社員が転職してしまう、なんで相談してくれないんだろう」と言うが、それは当然のこと。世の中の調査を少し見れば理由は明らかです。

  • 現行の部長や社員との対話を避けている。

  • 部長が感情的に振る舞っているのを放置し、ルールや役割も明文化しない。

  • 以前は年に数回あった1on1面談も、気づけば廃止されていた。

こうした「仕組みの放置」が積み重なり、結果として組織が機能していない。
それを現場に丸投げし、「じゃあ部長やってみない?」というのは、正直なところ無責任だと感じざるを得ません。


立て直しに必要だと思うこと

もし本当に会社を立て直すのであれば、少なくとも以下の基盤整備は必須だと思います。

  • 経営方針・理念の明文化

  • リーダー像・部長の役割を明確にする
     (アンガーマネジメント、チームのプロセス把握、部門の売上管理、課題抽出・目標設定など)

  • 昇格・降格を含めた評価制度と給与テーブルの整備

  • 待機率改善に関する方針を策定

  • 1on1面談の復活(部長⇔メンバー、社長⇔部長という形で)

こうした基盤がないままでは、いくらポジションを任せられても機能しないと考えています。


今の気持ち

もちろん、私はまだ若手の部類で、管理職候補としてはそこそこの水準の給与。それがいきなり「部長職かつ経営コンサル級の仕事を今の旧水準」というのは現実的ではありません。
私としては裏で転職活動を進めながら、交渉できるところは交渉するつもりです。

また、個人的には「まだプレーヤーとして数年は頑張りたい」という気持ちもあります。
転職先でも、プレーヤーから徐々にPM補佐→PMとキャリアを積んでいける環境を探しているところです。


まとめ

今回のやり取りを通じて改めて感じたのは、組織にとって「仕組み」がいかに大切かということ。
人が頑張るだけでは長続きしません。

経営や組織運営に悩んでいる方も、根本に「地盤が整っているか?」という視点を持つと、意外と答えが見えてくるかもしれません。

私自身の転職活動についても、また進展があれば書いてみたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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