本記事は筆者の個人的な経験や考え方をまとめたものであり、特定の金融商品を推奨するものではありません。
投資にはリスクが伴います。最終的な判断は必ずご自身の責任でお願いいたします。
私は毎月資産を公開しているのですが、その中に高配当ETFのHDVとVYMが入っています。
「なんでこれ買ってるの?インデックスだけでよくない?」と思った方もいるかもしれないので、今回はその理由を書いてみます。
投資界隈でよく言われることがあります。
「高配当株は税制上不利。資産増やすだけならインデックス一本が最強」って話。
正直、これ反論できないんですよね。
それでも私はHDV・VYMを積み立て続けています。
デメリットをちゃんと認めた上で、それでも買い続けている理由を書いてみます。
高配当ETFって税制上ぶっちゃけ損じゃないの?
まずデメリットを隠さずに言います。
HDVやVYMはアメリカのETFなので、配当をもらうたびに2回税金がかかります。
- まず米国で10%持っていかれて(日米租税条約適用後)
- さらに日本で残りに20.315%課税される
たとえば配当1万円もらっても、手元に残るのは約7,200円くらい。
2,800円近くが税金で消えます。なかなかしんどいですよね。
一方でオルカンやS&P500の投資信託は配当を内部で自動再投資してくれます。
受け取るたびに課税されないので複利がそのまま効くし、売るまで税金を繰り延べられる。
純粋に「資産を最大化したい」だけなら、こっちの方が絶対有利です。
わかってます。それでも買っています(笑)
それでも買う理由:FIRE後の「取り崩し問題」
私がサイドFIREを目指している理由は、辞めた後も精神的に安定した生活を送りたいから。
ここをちゃんと考えると、話が変わってくるんです。
ちょっと想像してみてください。
インデックス投資信託だけでFIREしたとして、
毎月の生活費は投資信託を売って捻出することになります。
このとき起きることがこれです。
- 「今月何口売ればいいか」を毎月自分で判断しないといけない
- 暴落した月でも、元本を削りながら売る羽目になる
- 「このまま売り続けて底をつかないか」という不安がずっとつきまとう
これが「取り崩しの精神的なきつさ」で、想像するだけでちょっとしんどくなります(笑)
資産が減っていく数字を毎月眺めながら生活するのは、メンタルにくると思っていて。
それに比べて高配当ETFの配当金は、「向こうから勝手に入ってくる」感覚があります。
元本を触らなくていい。売る判断をしなくていい。
口座に振り込まれた配当で生活できる、そのイメージが自分にはしっくりきました。
配当だけで生活費を全部まかなえるようになるには時間がかかります。
ただ、「配当が入ってくる仕組みをFIRE前から育てておく」ことに意味があると思っています。
私のポートフォリオの考え方
今の設計をざっくり言うとこんな感じです。
| 役割 | 主な商品 | 目的 |
|---|---|---|
| 資産を増やす | S&P500・オルカン(NISA枠) | 複利でしっかり資産形成 |
| キャッシュフローを作る | HDV・VYM | FIRE後の生活費の柱にする |
インデックス投信で資産をしっかり伸ばしつつ、
高配当ETFでFIRE後のキャッシュフローを育てていく、という二刀流です。
税制上の非効率は承知の上で、「FIRE後の生活設計として」高配当を位置づけているので、
「インデックスだけにすべき」という話とはそもそも目的が違うんですよね。
合理性より「続けられること」を選んだ
結局、言いたいのはシンプルです。
投資って「最適解を選ぶゲーム」じゃなくて、「自分が長く続けられる方法を選ぶゲーム」だと思っています。
高配当ETFが税制上不利なのは事実です。
ただ、「配当が入ってくる安心感」がモチベーションになって積立を続けられるなら、
多少の税コストより価値があると判断しました。
FIRE後に「今月いくら売るか」の判断に毎月追われてメンタルをやられるより、
配当をもらいながら穏やかに暮らせる方が、自分の目指すFIREに近い。
デメリットをわかった上で選んだ答えなら、相場が荒れても揺らがず続けられる。
そう思いながら、今日もHDVとVYMを積み立てています。