※本記事は投資に関する一般的な情報提供を目的としています。特定の銘柄や行動を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任で行ってください。
最近は「クラウド不動産投資」「年利7%」なんてキャッチコピーをよく見かけます。
でも正直、投資初心者がいきなりこういう商品に手を出すのはおすすめできません。
私自身の結論はシンプルで――
初心者はまずインデックスファンドを積み立てるのがベスト だと思っています。
なぜそう考えているのか、「みんなで大家さん」を例に取りながら整理してみます。
クラウド不動産投資のリスク例：「みんなで大家さん」
クラウド不動産投資の中でも有名な「みんなで大家さん」。
配当利回り7%と謳われていますが、実は過去に以下のような問題がありました。
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配当遅延が発生（成田1号〜18号の全商品で支払い遅延）
詳細は東京商工リサーチの記事にまとめられています
（出典：みんなで大家さん、分配金の支払いが遅延 | TSRデータインサイト | 東京商工リサーチ） -
行政処分（業務停止命令・指示処分）
2024年6月に大阪府・東京都から処分を受けています
理由は「開発許可のない土地を商品に含めた」「重要事項説明が不十分だった」など（出典：今回の行政処分に関する当社グループからのお詫びとご説明 - お知らせ - みんなで大家さん）
投資家にとっては「なぜ遅延が起きるのか」「行政処分って何が問題なのか」理解が難しい部分も多く、初心者にはリスクが高いと感じます。
私も不動産は未経験のため正直中身を見てもよくわかりません。
インデックスファンド（オルカン）の安心感
一方で、インデックスファンド（特に「eMAXIS Slim 全世界株式＝オルカン」）は仕組みがシンプル。
世界中の株式に分散投資するので、個別の企業や事業のリスクに左右されにくいのが特徴です。
実際のリターンも過去データがしっかり示されています。
- 直近15年間の平均リターン：約 8.27%（出典：オルカンの年利はどれくらい？過去実績とS&P500との違いを解説）
- 直近30年の平均リターン：約 7.55%（出典：オルカン投資の利回りはどれくらい？S&P500とどっちがいいの? - ココザス株式会社）
- 長期的にはMSCI指数ベースで 年9.52% というデータも（出典：オルカンの平均利回りは？必見のリターン比較やシュミレーションも！ | オルカン投資ノート）
つまり、不動産クラウド投資で分配遅延などの「高リスクで7%」を狙うより、
オルカン積立で「低リスクで7〜8%」を目指した方が堅実だと思いませんか？
※みんなで大家さんを否定するつもりはありません、しっかりと中身を理解されたうえで投資しているなら問題ありません。
比較してみると…
| 投資先 | 想定リターン | 注意点・リスク |
|---|---|---|
| みんなで大家さん（不動産クラウド） | 年利7% | 配当遅延や行政処分など、事業リスクが高い |
| インデックスファンド（オルカン） | 年利7〜8%（過去実績） | 世界分散投資なので比較的安定。短期下落はあり |
まとめ
初心者の方は「高利回り7%！」といった宣伝に惹かれがちですが、
実際にはリスクが高く、配当が止まるリスクまで抱えています。
それなら、インデックスファンドをコツコツ積み立てる方が安心で現実的。
少なくとも私はそう思っています。
まずはインデックス積立で土台を作り、余剰資金や経験がついてから、
不動産や個別株などのリスク投資に挑戦するのが王道だと思います。
最後に：投資は必ずリスクを伴います。ここで書いた内容はあくまで個人の考えに基づいた情報であり、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
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