お金は将来のためにコツコツ貯めるべきなのか、それとも生きているうちに使い切るべきなのか――。
最近話題の「Die With Zero」という考え方は、資産形成派とは真逆の発想です。
この記事では、サイドFIREを目指す私の立場から、両者のメリット・デメリットを比較し、自分に合った選び方のポイントをまとめます。
💡補足:「Die With Zero」とは
ビル・パーキンスの著書『DIE WITH ZERO』に由来する考え方で、
「死ぬときに資産ゼロ=お金を全て使い切ることが、最も幸福度を高める」という思想です。
貯めすぎず、経験や思い出に投資することを重視します。
結論
正解は人それぞれ。
自分の人生設計に合わせて選ぶのが一番だと思います。
私の場合はサイドFIREを目指しているので、資産形成が「正解」です。
Die With Zeroとは?資産形成とどう違うのか
「資産形成派」も「使い切り派」も、どちらも理にかなっています。
大事なのは、自分にとって何が一番大事かを明確にすることです。
私はサイドFIRE(フルリタイアではなく、好きな仕事だけをする生活)を目指しているため、資産形成は必須条件です。
ただし、お金をあの世には持っていけないのも事実なので、使い切る考え方も理解できます。
そこで、それぞれのメリット・デメリットを考えてみました。
皆様のライフプランの一助となればうれしいです。
※あくまでも筆者の考え方なので、全員に一致する考えではないです。
資産形成のメリット・デメリット【FIRE視点】
メリット
-
人生の選択肢が広がる
→ 会社に縛られず、仕事はしたいときにだけできる
→ 精神的な余裕が生まれる(ローンやイヤな仕事のストレスが減る) -
予期せぬ出費や挑戦にも対応しやすい
デメリット
-
節約志向になりすぎるリスク
→ 人生を十分に楽しめない可能性がある
(※これは自分で調整可能なので、大きなデメリットではないと感じています)
Die With Zeroのメリット・デメリット【お金を使い切る生き方】
メリット
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節約せずに、欲しいときに欲しいものを買える
-
思い立ったらすぐ行動できる(旅行、趣味など)
デメリット
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まとまったお金が必要なときに苦労する
→ これも含めて「人生」と割り切れるならOK -
大きな挑戦がしにくい
→ 例:飲食店開業など、融資は受けられるが失敗リスクは高まる -
子どもの選択肢を狭める可能性がある
→ 私立進学や留学など、教育費が必要なときに対応できない場合がある
まとめ
両者のメリット・デメリットを上げましたが、考えれば考えるほどこのテーマに絶対の正解はありません。
結局は、自分がどんな人生を送りたいかによって最適解は変わります。
私はサイドFIREを目指すので資産形成が合っていますが、
「全て使い切る人生」が合う人ももちろんいると思います。
この記事が、皆さんのライフプランやお金の使い方を考えるきっかけになればうれしいです。
今後もお金の話や、その他ではSEとしてのチームリーダー経験からの考え方なども発信していきます。
※本記事は筆者の個人的な考え方であり、投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします
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