「収入は増えているはずなのに、なぜか貯金ができない…」
そんな経験はありませんか? 実はその原因、あなたの浪費癖ではなく「脳の仕組み」にあります。
その正体が「パーキンソンの法則」です。
この記事では:
- パーキンソンの法則の意味
- 収入が増えてもお金が貯まらない理由
- 今日からできる3つの貯金習慣
を解説します。読み終わる頃には、「仕組みで勝手に貯まる体質」を作るヒントが見つかれば幸いです。
パーキンソンの法則とは?お金が残らない心理の正体
パーキンソンの法則とは、イギリスの政治学者シリル・パーキンソンが提唱した法則で、
「支出は、収入の増加に比例して膨らむ」
という人間の性質を表したものです。
たとえば:
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年収が300万円 → ギリギリの生活
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年収が500万円 → 生活が楽になると思いきや、なぜかまたギリギリ
これは「余裕ができた分だけ使ってしまう」という本能的な行動が原因です。
なぜ収入が増えても生活は楽にならないのか
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人は“あるもの”を基準に生活を組み立てる
→ お金がある=もっといい家に住みたい、外食したい、モノが欲しい
→ 結果として、収入が増えても支出が追いついてしまう -
生活の固定費がジワジワ上がる
→ 家賃、車、保険、サブスクなど「一度上げると下げにくい支出」が増える -
「今の生活レベルが当たり前」になる
→ 一度贅沢を経験すると、元の節約生活には戻れなくなる心理が働く(快適順応)
「自分を責めなくていい」理由
ここまで読んで「やっぱり自分はだめだ…」と思った方。
安心してください、パーキンソンの法則は“ほぼ全員”に当てはまるものです。
だからこそ、心理を理解した上で「先に仕組みで対策する」ことが重要なんです。
今日からできる!貯金体質になる3つの習慣
✅ ステップ1:クレジットカードをやめてデビットカードに
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銀行にある分しか使えない
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クレカの「後払いによる錯覚的余裕」を防ぐ
✅ ステップ2:給与天引きで自動貯金
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給与日に自動で別口座へ送金(1万円からでもOK)
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先に「貯金を終わらせる」ことで、残りで生活するクセをつける
✅ ステップ3:固定費を“見直す”ではなく“仕組みで潰す”
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サブスクを一度解約
- 必要なものは再契約すればいいのです
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保険は掛け捨て以外は見直し(不要な民間保険は削る)
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格安SIMへの乗り換えなど、毎月のベース支出を下げる
まとめ:仕組みで勝手に貯まる生活へ
「パーキンソンの法則」という心理作用によって、
収入が増えても貯金できないのは“当たり前”のことです。
だからこそ、自分を責めるのではなく、
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心理を知る
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習慣を変える
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仕組みを先につくる
この3つを意識して、“勝手に貯金できる体質”を目指してみてくださいね!
まずは給与天引き1万円から始めてみましょう!
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